先輩たちの合格体験
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━中学受験を終えて━  お子様の成長、お子様への願い

「先輩たちの合格体験」、今年度最終回です。
前回は受験生本人のコメントをご覧いただき、今回は保護者様からのコメントです。
お子様が志望校に合格した喜びばかりでなく、その先を見つめたメッセージをお寄せいただきました。

受験を無事終えた安心と、中学校生活への期待、そしてお子様の将来の夢の実現を願う保護者様のあふれる気持ちを感じ取ってください。

またとない経験をさせて頂きました。自分の欲しいものを自分で掴みとること。チャレンジ校には不合格で、努力しても、それが報われないことがあることも、経験できました。
「勉強する」という意味を自分なりに掴めたのだろうと思います。
今、中学生活が始まり、学習という軸があるからこそ、その他の趣味や娯楽がいきいきと楽しくと感じる、ということを身を持って知ったようです。この受験という経験で、こんなところまで成長させてもらえたのだと、本当にすごいことだと思っています。これからは受験で鍛え上げられた勉強する力を基本に、受験学力だけでなく心の豊かさも、生きていく力も、バランスよく積み上げていければと願っています。
(t-mさん/渋谷幕張・県立千葉・市川・東邦)

受験勉強への取り組み方が素晴らしかったですね。
受験そのものの勝利だけに終わらせることなく、その先の生きていく力も養われる。そんな中学受験生活が理想的です。
そのためには、「○○をやりなさい」「□□を覚えなさい」では子供が受け身になってしまって将来伸びません。『何が課題で、どう解決するか』、考えて実行する習慣をつけるべきです。

何事にも中途半端な性格でしたが、受験を通して、やり遂げた達成感を体験し、心が大きく成長したと思います。
これからも自分の夢に向かって、更に努力を惜しまない学校生活を送ってほしいと思います。
(匿名希望さん/山脇学園・国府台女子・千葉日大一)

受験は夢の実現への通過点です。そのために受験では、確かな志望校選択と、合格のための努力が必要なのですね。

「受かっても良し、落ちても良し」というスタンスで臨んだので切羽詰まる事なく、 どちらの結果になっても子供は成長できると信じていました。
塾の先生は合格するために子供に何が足りないのかを戦略的に考えてくださって的確な指導をしてくださいました。本当に感謝しています。
縁あって合格を頂いたので、その学校がベストだと信じて頑張ってほしいと思います。
(匿名希望さん/女子学院・吉祥女子・浦和明の星・西武文理)

「合格した学校がベスト」というスタンスこそ、今後大切な考え方です。「第一志望ではなかった」と、渋々通うのでは、成長することはあり得ません。
『合格』というのは、言い換えれば受験者の「入学したい」という希望と、学校の「求める生徒像」が一致したということです。希望が合致した学校で、おおいに力を伸ばしてください。

クラブとの両立は本当に大変でしたが、とても良く頑張りました。チャレンジは不合格でも、前向きに最後まで頑張り続けたことで大きく成長しました。今、中学生活をとても楽しみにしているようです。充実した6年間を送ってほしいと願っています。
塾の担当の先生には、子供の個性を認めていただき、偏差値よりも、子供にあった学校選びを一緒にしていただけたことが良かったと感じています。本当に感謝しております。
(YSさん/國學院久我山、浦和実業)

志望校選択ではいろいろな学校を吟味して、塾の先生の指導に耳を傾けながら、最良の学校選びができたようですね。中学校には「何をしに行くのか」、これが明確になっていればいるほど、受験勉強の取り組みにもやる気がわいてきます。
最適な受験校を選べたことが合格につながったのでしょう。

たくさんの困難を乗り越えて合格を手にしました。 本人にとっても中学受験は良い経験になったと思います。
勉強を頑張るのはもちろんですが、中高一貫の良さのなかで、様々な体験を通してこれからも成長してくれると嬉しいです。
大人になったときに、自分の生きる力をひとつでも多く身につけて、夢を実現して欲しいと願っています。
(匿名希望さん/開智未来)

中高一貫校の最大のメリットは、心も身体も大きく成長する6年間を、ゆっくりと将来を見据えながら過ごせることです。知識と経験を積み上げて、将来の目標を定めて突き進んでください。

とてもこだわっていた市川中が前期で不合格。東邦大東邦の合格をいただいたときは「市川の後期ではでリベンジしたい」と意気込んでいましたが、東邦中に受かってから2/1までの気持ちものもっていき方が、うまくいきませんでした。1日の早稲田が不合格の時点で「僕は東邦中に行く」と言ってきました。
親としては市川中の後期にチャレンジして駄目でも、チャレンジすることが彼の成長になると思っていましたが、この決断を尊重しました。
インターネット発表の多い中、早稲田中発表は子供と見に行く事ができ、あの瞬間「わ~!」と喜ぶ親子の前で必死に自分の番号を探し、落胆する姿を見ると、何も言えませんでした。
帰り道に、「ここに見に来させてくれる君には感謝してる。本当によく頑張った。」と涙目の息子の頭をなでました。その時決断した「僕は東邦中に行く」。きっと12歳なりに整理をつけたのだと思います。前を向いている息子に受験を通して、少し成長した姿を見ることができました。
(匿名希望さん/東邦大東邦)

みさなんに紹介したいのは、第一志望に合格した喜びばかりではありません。意中の学校が希望にかなわず落胆しても、残りの受験校に精一杯向き合い、合格した学校で頑張ると決意したお子様は、きっと入学後に大きく成長し、大学受験やその先でリベンジを果たしてくれるでしょう。

親はサポートしかしてあげられません。子供の頑張りの足を引っ張らないようにサポートしました。勉強とストレスで体調を崩しがちになり、栄養ある食事を作るなどしてサポートしました。
この一年、学力面でも精神面でも成長しました。
(ろみこさん)

中学受験は受験生にとって、大人が想像する以上にストレスが大きいものです。周囲の期待へのプレッシャーを感じたり、課題や模試成績の危機感に追われたり、大変な思いの中頑張ってきました。健康面や精神面は保護者様のサポートが絶対に必要です。だからこそ、合格の喜びが、ときには受験生本人以上に膨れ上がるのでしょう。

第一志望合格発表の日、電車を降りるとホームには泣き崩れる子供が居ました。まだ発表の時間には早いのに…?!と疑問に感じましたが、足早に学校へ。
すでに発表は掲示されているようで、学校への道のりでも泣いている子や親子で嬉し泣きしている人も。
ようやく学校に着き、足早に掲示を見に行くと、番号がありました。親子で「パチン」と軽いハイタッチをしましたが、その程度。 他の親子は大声で「ヤッター!」と叫んでいたり写真を携帯で撮っていたりしましたが、我が子はそれをしませんでした。
「一生に一度だから、写真とってきてもいいんだよ?」と言いましたが、子供から一言。 「あの場所で、そんな無神経なこと出来ないよ」と。
理由を聞くと、「受かる人がいて、それ以上に落ちて泣いている人が倍いるあの場所で、無邪気に喜べない。」と。
大喜びする人を否定するのではありません。人ぞれ思いがあって喜びや悔しさもあるなかで、周りにも気を使えるようになった我が子の成長を目の当たりにした1日でした。
(かんちゃんさん/麻布・市川・栄東・東邦大東邦・県立千葉)

合格者のすぐ近くに不合格者がいるわけですから、合格発表はある意味残酷でもあります。周りへの気遣いができるようになった我が子の成長を喜ぶのも、親御さんならではの視点ですね。
もちろん合格の喜びを全身で表現するのが悪いというわけではありません。プレッシャーに打ち勝ち、合格を果たしたのですから、おおいに喜んでください!(もちろん周囲に配慮して)

先日小学校の卒業式がありましたが、同学年の子供たちと比べるとやはり小柄な子です。受験を振り返ると、「この小柄な体のどこに、あんなエネルギーがつまっているのだろうか」と思いました。
4、5年生のときは必要最低限の宿題しかやっていませんでしたが、6年生になってからはずいぶん頑張りました。精神的にも強かったです。親はほとんど勉強しなさいとは言いませんでした。試行錯誤しながらも自学自習ができていたので、今、中学校から出ている入学前の課題も自分で計画を立てて進めることができています。
5年生のときの過ごし方に悔いが残っていましたが、全体的にみると、12歳の精一杯だったと思います。力を出し切ったその姿は、見ていてすがすがしかったです。
4月からは、家から学校まで1時間ほどかけて通学しますが、まずは中学校に慣れてほしいと思います。
(匿名希望さん/淑徳与野・富士見・大妻嵐山)

あれこれ迷わず目標を明確に定めることで、受験生は時にものすごい集中力を出してきます。保護者様が最も近くにいてお子様をいちばんよく理解しているはず。その想像をこえるほどのエネルギーを発揮し、悔いなく中学受験を終えられたようですね。
中学受験で培える計画性や実行力は、どんな分野にも応用できます。将来の夢の実現に向けてがんばってください!

受験が始まり、いちばん忙しく大変な時期ですね。
合格発表のエピソードから、受験を頑張りぬいた先には何が待っているのか。
そのヒントをつかんでいただけたら幸いです。

中学受験では、ふつうに過ごしていてはまず得られない、貴重な経験をたくさん積むことができます。
その経験は勉強の知識ばかりでなく、目標に向かって何かを成し遂げるという、将来を生き抜くために大切な力です。

中学受験にご家族とともに立ち向かい、成長したお子様の姿は頼もしく見えることでしょう。
栄冠はもうすぐそこにあります。がんばってください!


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