先輩たちの合格体験
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志望校の決定

志望校の決め手は何? いつごろ決めた? 悩んだことは?
小6の秋。第一志望は決まっているという受験生は多いでしょう。 おそらくお悩みは併願校選びではない
でしょうか。 先輩方は、どんな悩みがあり、どのように受験校を決めたのでしょうか。

まずは先輩受験生に、志望校を決めた時期や悩んだこと、自分の希望と親の希望と対立したかどうか、聞いてみました。

先生、親と相談して自分で決めた。6年生の中頃に決めた。
(T@Kさん/渋谷幕張・県立千葉・市川・東邦)

自分の希望優先で6年の夏休み前に決めた。
(さるさるさん/女子学院・洗足学園・桜修館)

12月の冬期講習前に決定。自分の希望が第一。親も賛成してくれて、特に対立はなかった。
(きなこさん/麗澤)

志望校が決定する時期は、人それぞれということがわかりますね。第一志望は中学受験を志したときから具体的になっている人が多いですが、併願校の決定は模試の成績が出そろう小6の秋ごろ、場合によっては冬に動くこともあります。

受験校を決めるとき、希望する学校の入試日が重なっているということに悩んだ。
(匿名希望さん/芝浦工大柏・専大松戸・江戸川取手・土佐塾)

複数回入試が一般化してからはかなり解消されましたが、希望の学校の試験日が重なることは誰にでもあり得ます。そんなときにこそ、実際に学校に行ってみたときに感じた印象や交通の便など、具体的なものが判断材料として有効です。

6年の夏に、最終決定した。
夏まで悩んだのは開成にするか、麻布にするかのみだったが、塾の先生と母と入学してから自分が活かせる学校、自分に向いている学校、を基準に考えて決定した。
秋になって、学校のクラスの友達との仲が深くなっていくにつれ、地元の中学でもよい、と考えたりもした。ちょうどそのときに、自分が思うように成績が上がらず、勉強していても辛くはないけど楽しいとも思えなかったので余計にそういう考えになり、なげやりになったことがあった。母と何時間も毎週話をして、初心に返ったり、また挫けたりの繰り返しで冬休みを迎えた感じだった。
でも、冬休みにはいったらそんな思いもなくなり、ただ前だけ向いて今できることだけをやった。
(かんちゃんさん/麻布・市川・東邦大東邦・県立千葉)

小6になると受験生本人もいろいろと悩むものです。挫折することなく最後までやり抜くには、とりとめのない話でもかまわないので、家庭での会話を増やすことが大切です。

6年生の初め頃、塾から配布された中学受験案内を参考に第一志望校や併願校を決めました。塾の先生のアドバイスはかなり参考になりました。親の意見と対立することはありませんでした。
(めがねっこさん)

塾の先生とお父さんとお母さんと自分の気持ちと成績と相談して決めました。みんな応援してくれました。
(匿名希望さん/品川女子・十文字)

一緒に見学に行ってくれたご両親の意見と、塾の先生の併願校アドバイスはとても貴重なものです。受験ガイドも役立ちますね。
第一志望は高い希望を貫き、併願校は大人のアドバイスに耳を傾ける。こういったスタンスがやる気を保ち、失敗しにくい受験にするポイントです。

次に、保護者の皆様はお子様の受験校決定をどのようにサポートしたのか、ご経験をうかがってみましょう。

本人の希望で、1.女子校で、2.付属の小学校がなく、3.通いやすくて、4.校則が厳しくない学校という条件で、受験校を絞りました。
(匿名希望さん/淑徳与野・富士見・大妻嵐山)

まず譲れない条件は何かということを整理するのはいいことですね。ただし、条件が多すぎて選べなくなることもあります。この場合、2.と4.は妥協してもよい条件として考えないと、受ける学校がなくなってしまうかもしれません。
見学してみて「行ってもいいかも」と感じる学校も多いです。「選ばない条件」よりも「選びたい条件」を優先するといいでしょう。

第一志望校は、入塾当初から全く揺らぐことはありませんでした。先生のアドバイスももちろんしっかりと受けて、熟考しました。その結果、志望校が本当に行きたい学校だと確信できました。併願校の順位、もしも第1志望がだめだったときにどう選択すべきかということが、いちばん悩み、いちばん難しいと感じました。
(t-mさん/渋谷幕張・県立千葉・市川・東邦)

併願校に関するお悩みが最も多いでしょう。
中学受験成功のために大切なのは、「ダメなら公立」という考えを捨てることです。本人にとっては「まあいいか」という甘えにつながりますし、本番慣れができる併願校を受けないことも危険です。何より、お子様にとって小学校生活の様々な部分を犠牲にして努力してきた受験生活を、「合格校なし」という結果に終わらせてしまうのはあまりに悲惨で、その後の学習や精神的成長にも影響します。そのためにも適切な併願校選びはとても重要であり、「いちばん悩み、いちばん難しいと感じました」というご感想は、将来も踏まえてのお悩みなのだと思います。

ご近所の御嬢さんが通っていて学校の様子がわかっていたのと、初めて足を運んだときの印象が強くて、第一志望校は5年生の秋から変わりませんでした。
東京の学校が第一志望なので、千葉はあくまでも調整と考え、安全校、少しチャレンジ、間が空くのでそこで練習校と、東京が始まるまで緊張感が途切れないように併願校のスケジュールを組みました。
幸い、チャレンジ校に合格し、万が一東京がダメでも偏差値的に高い学校に行けるという気持ちの余裕が出来、第一志望も合格できました。
チャレンジ校合格で気持ちが切れないように練習校を入れたことが良い結果につながったと思います。
(匿名希望さん/山脇学園・国府台女子・千葉日大一)

本人のどうしても譲らない第1希望があったので、併願校に悩みました。第2希望は家族で気に入った学校。第3希望が決まらず、1月中旬まで悩みましたが、見に行った学校の中で過去問の出来が良かったところに決めました。
(YSさん/國學院久我山・浦和実業)

とても良い視点で併願校を選んでいますね。1月から2月への気持ちの持っていき方や、過去問との相性など、とても大切な要素です。過去問の相性がいい学校は、不思議と校風も合うことが多いです。

考えていたより上の学校を勧められ、急きょ見学や説明会に行きました。 子供も親も気に入り夏休み後に最終決定しました。 模擬試験で合格率があまりにも低いときは志望校変更も頭をよぎりましたが塾の先生に励まされました。
(匿名希望さん/女子学院・吉祥女子・浦和明の星)

第一志望は受験をすると決めたときから変えませんでした。 入塾したときには偏差値が10以上足らず、第一志望にするには難しいと塾の先生に遠まわしに言われましたが、本人の頑張りで秋の志望校決定時にはすんなりと第一志望OKがもらえ、その他はこちらの意見を尊重していただいたので困ることはありませんでした。
(匿名希望さん/洗足学園・カリタス・昭和女子大付・土佐塾)

あまりに重荷に感じてしまうほどの高い志望校は検討すべきですが、小6前半の模試偏差値+10程度なら十分に選択してよい範囲です。また、12月に受けた最後の模試から入試本番までの、「1月の伸び」も期待できます。徹底的な過去問演習に加え、第一志望校の前に併願校を受けて本番経験を積むことで、目覚ましく得点力が伸びるケースもあるのです。塾の先生はその点も踏まえて受験校指導をしますので、よく耳を傾けましょう。

受験校の決定や得点力の向上にとても大切な秋。
中学受験の終盤の悩み事を解決するには、1人で悩んでいてはいけません。
塾の先生との面談や、志望校の個別相談などを利用して、悩みを解決しましょう。


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