先輩たちの合格体験
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こんな体験・経験が知識になった、受験に役立った
~テキストとノートを開いて机に向かうばかりが勉強ではない!~

中学受験というと、放課後は塾で勉強、家で復習、週末は学校見学や模擬試験。という毎日を繰り返すことになるのかもしれません。

しかし学びというものは、家や学校や塾以外でも機会は山ほどあります。こんなことが受験でも役立った、というコメントをお寄せいただきました。

まずは先輩受験生のみなさんから。
受験勉強としてやったことでなくても、
さまざまなことが記憶に残っているようです。

5年生のときにたくさんいろんな博物館に行きました。
歴史や地理、理科の勉強につながりました。
夏休みには家族で簡単な実験をしたり星の観察をしました。
毎日空が変わっていく様子は面白かったです。
(匿名希望さん/品川女子・十文字)

5年生のときに沢山の本を読み、たまには漫画を読み、新聞も興味のあることだけ読み、電車やバスに乗って出掛け、他教室の授業に行くにも一人で行ってみたりすると、切符の買い方やSuicaの使い方、地図の見方、コミュニケーションの取り方等が身に付く。乗り換えとかもあればなおよし。
(かんちゃんさん/麻布・市川・東邦大東邦・県立千葉)

いろいろな所に旅行に行ったこと。
(匿名希望さん)

自ら考えて行動したことや、実際に行った土地のことはよく記憶に残ってますね。自分の目で見たり、変化を体で感じたりすることで、活きた知識になります。

学校の社会科見学や日ごろの読書が意外と役にたった。
(さるさるさん/女子学院・洗足学園・桜修館)

六年になると、テレビや本を見る時間が全く取れないので、興味がありそうな番組は母に録画しておいてもらい、新聞もあまり時間を割けなくなってくるので切り抜いたものをトイレで見た。
(かんちゃんさん/麻布・市川・東邦大東邦・県立千葉)

小さいころから父と覚えた世界地図と国旗。母と覚えた、ヨーロッパの国々。
(匿名希望さん/山脇学園・国府台女子・千葉日大一)

読書の習慣、学校や地域の行事など、勉強につながることはたくさんありますね。家族でのコミュニケーションの中で得た知識も、とてもよく覚えているようです。

親との話で、「面接は本音と建前を考える事が大切だ」といわれたことがあり、そうしたら面接のない学校での「建前の反対語を答えよ。」という問題が解け、合格したという事があった。ちょっとした事でも頭に残しておくと意外な所で役立つ事があると思った。
(T@Kさん/渋谷幕張・県立千葉・市川・東邦)

なんと!
知識はどんなところで役に立つのかわかりませんね。

次に、保護者の皆様から
受験にも役に立った社会・自然体験や、
「受験生といえども、これはやった・やらせた」ことについてさまざまなコメントをいただきました。

家に大きな天体望遠鏡があり、親子で自宅の屋上から日食や流星群を観察した。また、自治体で行っている天体観測合宿や天文教室は、本人が興味をもち楽しく学習でき、理科で知識が役にたったと思う。
セブ島に家族旅行で出かけ、地元では見られない満天の星やきれいな夕焼けを見たことはとても感動したようだった。
(匿名希望さん/県立伊奈学園)

小さな頃から生き物が大好きだったので虫や蛙を捕まえたりしていました。理科(生物)に抵抗がないのは良かったと思います。
(匿名希望さん/女子学院・吉祥女子・浦和明の星・西武文理)

虫の感触は、実際にさわらないとわかりませんね。
生物の習熟度合いも違ってきます。
天体も、空気が澄んだきれいな星空を見たことがあるかどうかで、授業の理解度がかなり変わってくるようです。

合同授業(サクセスロード等)で別教室に行くのに、友達と誘い合って行くよう、先生が働きかけて(提案して)下さったのが、とても良い社会勉強になりました。通塾が自転車や自家用車だった為、こうした社会性を伸ばせる絶好のチャンスでした。
小学生の高学年、何せ塾ばかりで生きるのに大切なことを学べる時間が本当に少なかったです。
6年生のゴールデンウイークは連休のラストチャンスだったので、2泊で祖父母の家へ家族旅行。行き帰りの車では理科の一問一答をクイズのようにしながら、午前中は宿題、午後は待望の海釣りと・・・、精一杯の息抜きをしました。
(t-mさん/渋谷幕張・県立千葉・市川・東邦)

ちょっとした移動も、工夫や大人のはたらきかけ次第で学びにつながります。
受験勉強の合間の旅行は、貴重な体験になりましたね。

科学技術館に何度か行きました。
理科の実験など行うのでとても良いと思います。
かぶと虫を幼虫から飼いました。
生物に興味を持てたと思います。
(匿名希望さん/江戸川取手・専大松戸・麗澤・常総学院)

博物館や歴史に興味があるので、時間があれば連れて出かけました。テレビのクイズ番組で大人が解けない問題を正解すると 自信がついたようです。
ニュースは一緒にみて、時事問題に出そうなものは話題にして子供にも意見を言わせて記憶に残るようにしました。
(匿名希望さん/開智未来)

博物館が好きだという受験生はとても多いです。
なぜなら教室で勉強して興味を持ったことを、実際に見て確かめられるからです。新たな発見もあるでしょう。
深い知識にするために、積極的に足を運びましょう。

・江戸東京博物館へ行った。歴史好きなので本当に楽しんでいた。
・夏休み、親友と東京ディズニーランドへ行き、よい息抜きになった。
・「歴史用語しりとり」というのが塾のクラスで流行っていたらしく、外出先やお風呂で保護者ともしていた。
・過去問の国語の文章は大人が読んでも面白いものが多かったので、子供と感想を言い合ったりした(あくまで雑談として)。
・飼い猫のえさやりだけは続けさせた。
・小学校の授業は、たとえ知っていることでも真面目に受けなさいと言った。塾で習ったからと授業を聴かないというのは、人として違うと思った。結果的に、担任の先生には、受験を応援してもらえた。
(匿名希望さん/淑徳与野・富士見・大妻嵐山)

受験生生活を振り返ると、意外にいろいろと息抜きもしていたことに気づきます。家庭内での役割も、続けてやってもらった方がいいですね。受験生だからお手伝いはやらなくてよいというのはいかがなものでしょう。
また、学校の授業に対する姿勢について、とてもよいコメントをいただきました。学校の授業には、塾ではやらない学びも多くありますから、おろそかにしてはいけません。

夏休み、サッカー合宿は我慢せずに行かせました。結局学校で友人達とその話しになるでしょうから…。家族での帰省はいきましたが、さすがに日程は短めにしました。旅行の間は勉強は一切無し。祖父母の手伝いを沢山していました。
(匿名希望さん/東邦大東邦)

お出かけは塾の先生には言わずにこっそりと・・・、などと後ろめたそうになさる方がいらっしゃいますが、まったくその必要はありません。 堂々と楽しく余暇をお過ごしください。
目標のためにやるべきことをやっていれば、誰も文句は言いません!

母親の趣味(海外サッカー)で日頃から世界(特にサッカーの盛んな国)の話をしているのと、父親がヨーロッパ出身なので、世界地図と国旗には興味がありました。
中学受験では世界の地理はあまり出ませんが、地理の関連問題は得意でした。
(匿名希望さん/山脇学園・国府台女子・千葉日大一)

お正月に祖父母に会いに行きました。
両親以外にも案じてくれている祖父母に会い、「頑張らねば・・」と感じたと思います。
(匿名希望さん/土佐塾・芝浦工大柏・専大松戸)

ご家族や親戚の皆様とのコミュニケーションが、大切な知識になったり、受験に対するやる気につながったり、ときには悩みが晴れて落ち着いたりと。
会話はとても重要です。

本は好きですが新聞を読んだりするほうではなかったので、時事問題対策に子供新聞をとるようになりました。内容がかみくだかれて大人でも参考になるぐらいなので、よかったと思います。受験が終わった今も継続してとっています。
(匿名希望さん/洗足学園・カリタス・昭和女子大付・土佐塾)

読書がベストかもしれませんが、知識を得る手段は他にもいろいろとありますね。今はパソコンやスマホ・タブレットなども使えます。スマホ使用の危険性などがよく話題になりますが、親子で使い方を考えるいいきっかけでもありますね。便利なのは確かなのですから。

できるときには家の手伝いもさせていました。夕御飯のお米とぎやごみすてなど。
(YSさん/國學院久我山、浦和実業)

そうです!受験勉強を支えてくれている感謝の気持ちも込めて、お手伝いはしましょう。


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